恒川光太郎

「夜市」 恒川光太郎

大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。 裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、 この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。 夜市では望むものが何でも手に入る。 小学生のころに夜…