2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買…

「ALL YOU NEED IS KILL」を読んでみました。 桜坂洋の作品は「スラムオンライン」に続いて2冊目になります。 以下,あらすじを引用しますと… 「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。 …

やっぱりこの本を取り上げないわけには…。 私の今年一番の作品(今のところ)「よつばと!」。 著者であるあずまきよひこ氏の代表作といえば,あの有名な「あずまんが大王」。 そのイメージが強いためか,「よつばと!」も「萌え」コンテンツとして認識され…

古川日出男「アラビアの夜の種族」を読了しました。 私は長い小説が得意ではないのですが,古川氏の著作の中でも特に評判の良い作品なので, いつかは読んでみようと考えていました。 今回,夏季休暇の期間を利用して,何とか読み終えることができました。 …

今年の7月に乙一の「失はれる物語」が文庫化されました。 この本は,角川スニーカー文庫から出版された3作の短編集から 幾つかの作品を掲載しています。 ここでは,「失はれる物語」の元ネタになっている3作品, 「さみしさの周波数」「失踪HOLIDAY」「きみ…

日記始めたばかりでまだ記事数が少ないので,昔に読んだ作品の感想を。祥伝社から出版された恋愛小説のアンソロジー「I Love You」。 私はほとんど恋愛小説は読まないのですが,伊坂幸太郎や中田永一(おそらく中の人は乙一)が 恋愛小説を書くというので,…

大森望氏が大絶賛する有川浩氏。 「図書館戦争」が本の雑誌で2006年上半期エンターテインメント第1位を取ったのを機に, 「空の中」「海の底」「図書館戦争」をまとめて読んでみました。 以下,順に感想を…。 「空の中」 ストーリーがとてもユニークです。 …

スカイウォーカーであると言うだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生のすべてが詰まったビンを拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな黒猫だった―。史上最…

私の本の好みを紹介する意味で,2006年上半期に読んだ中から ベスト5を挙げてみます。 この時期に出版されたもの,ということではなく, 私がたまたまこの時期に読んだものの中でのランキングです。 もっとも,挙げてみると作品にあまり統一感がないのですが…

はじめに

この日記では,私が読んだ本(主に小説)の感想を書いていきます。 とはいえ,1週間に1冊読めればよい方,というペースで本を読んでいるため, それほど更新できないとは思いますが。 あまりにも更新できないときには,依然読んだ本の感想なんかも 書いてい…