銀河英雄伝説(6巻〜7巻)

…この日記,すっかり銀河英雄伝説読書日記と化していますな。更新ペースは遅いし,更新したと思ったらまた銀英伝だし…ということで,もし定期的にチェックされている方がいらっしゃいましたら,本当に申し訳ありません。でも,正伝10巻を読み終えるまで,ま…

銀河英雄伝説(4巻〜5巻)

結局,創元SF文庫版を待ちきれずにBOOK OFFで購入してしまった…。というわけで,銀河英雄伝説の5巻まで読了いたしました。いやぁ,なかなか途中で止められないもんですねぇ。 4巻では,銀河帝国内での内乱でラインハルトに敗れ去った旧貴族たちが自由惑星…

「バッカーノ! The Rolling Bootlegs」

禁酒法時代、ニューヨーク。裏組織“カモッラ”は重要な儀式を数日後に控えていた。泥棒カップルはグランド・セントラル・ステーションに着いたばかりだった。マフィアの三兄弟はちょっとした問題を抱えていた。チンピラの少年は思い通りにならない現実にムカ…

「プラネテス(1巻〜4巻)」

時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往…

「銀河英雄伝説」(1〜3巻)

銀河系を舞台に、銀河帝国と自由惑星同盟、およびフェザーン自治領(正確には、フェザーンも銀河帝国の一部)の攻防と権謀術数を、ふたりの主人公ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーを軸に描くスペースオペラ。道具立てはSF的だが「後…

旅行に行ってきます

…最近全然更新していない上,明日から旅行に行くのでさらに更新が滞ることになりました…。 とりあえず,最近読んだものとしては「プラネテス」,「美晴さんランナウェイ」, 「銀河英雄伝説」の1巻,2巻…という感じでしょうか。このあたりの感想をいつか書き…

「バガージマヌパナス わが島のはなし」

「ワジワジーッ(不愉快だわ)」ガジュマルの樹の下で19歳の綾乃は呟く。神様のお告げで、ユタ(巫女)になれと命ぜられたのだ。困った彼女は86歳の大親友オージャーガンマーに相談するが…。あふれる方言、三線の音、沖縄の豊かな伝承を舞台に、儚い物語の幕が上…

「グラスホッパー」

復讐。功名心。過去の清算。それぞれの思いを抱え、男たちは走る。3人の思いが交錯したとき、運命は大きく動き始める…。クールでファニーな殺し屋たちが奏でる狂想曲。書き下ろし長編。 殺し屋達が対決するお話…とでも言えばよいのでしょうか。伊坂作品の中…

「青年のための読書クラブ」

東京・山の手に広々とした敷地を誇るミッション系女子校、聖マリアナ学園。お嬢様学校として名高い学園において、異端者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、長きに渡って語り継がれる秘密の「クラブ誌」があった。そこには100年前の学校創立に隠さ…

「レキオス」

舞台は西暦二〇〇〇年の沖縄。米軍から返還された天久開放地の荒野に巨大な魔法陣が出現する。一〇〇〇年の時を経て甦る伝説の地霊「レキオス」を巡り、米軍、学者、女子高生、ユタたちが入り乱れ、ついにその封印は解かれてしまう―。大いなる魔法が完成する…

「大問題'07」

オリンピックでの荒川静香の活躍に始まり、WBCでの日本の劇的な優勝、ワールドカップ、ハンカチ王子の登場などスポーツの話題が豊富だった2006年。一方、飲酒運転による悲惨な事故は多発し、時代の寵児だったホリエモンも逮捕され、履修漏れも次々発覚。…

2007年度も早くも折り返し地点,ということで,2007年度上半期に読んだ作品の中で特に面白かったベスト5を挙げたいと思います。 5位 アンノウン 古処誠二古処氏のデビュー作にとなる自衛隊ミステリ小説。良くまとまっている中編小説は好きなもんで,この作品…

「13」

一九六八年、橋本響一は左目だけが色弱という特異な障害をもって生まれた。高い知能指数と驚異的な色彩能力に恵まれた少年響一は、従兄の関口と共にザイールに渡る。そこで彼が出逢ったのは、片足の傭兵「13」を通じ、別人格を育んだ少女ローミだった。驚異…

「涼宮ハルヒの陰謀」

年末から気にしていた懸案イベントも無事こなし、残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈…

「塩の街」

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈し…

哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉 (新潮文庫) 哀愁の町に霧が降るのだ〈下巻〉 (新潮文庫)

脚本学校に通い,小さな雑誌社でアルバイトをしている椎名誠,大学生の沢野ひとし,弁護士をめざす木村晋介,唯一の給料取りイサオ。東京のはずれ,江戸川区小岩の中川放水路近くにあるアパート「克美荘」の,昼でも陽の差さない汚い六畳の部屋で,四人の男…

「葉桜の季節に君を想うということ」

ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた「何でもやってやろう屋」探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は? 前に友人に教えてもらった本が文庫化されていたので,読んでみました。なるほど,確かに最大のトリックには気づきませんでしたねぇ…

「さよなら絶望先生」

最近,自分はなにか間違った方向に向かっているのではないかという気はしなくもないのですが,面白いからいいのですw とりあえず5巻まで読みました。とても現代的なマンガというイメージ(メタ的,時事ネタ・元ネタあり,女性キャラだらけ…)ですが,素直に…

「デトロイト・メタル・シティー」

「デスメタルバンドのボーカル,クラウザー?世の正体は気弱な青年」という設定だけの,完全な一発ネタなのですが,それにしても1巻は面白い!ナンセンスなギャグのセンスが素晴らしい(なんのこっちゃ…)という感じで,「クラウザーさんの1秒間に10回レイプ…

「カラスヤサトシ2」

「カラスヤサトシ2」は「カラスヤサトシ」に続くカラスヤサトシ氏の2作目の単行本(なんかややこしいw)。カラスヤ氏の変態的な体験談を描いた4コママンガは相変わらず面白く,2作目になっても勢いが衰えておりません。個人的には「たますだれ」ネタがお気…

最近読んだギャグマンガ

この歳になって大喜びでギャグマンガ読んでいる自分に絶望した! …ということで,最近(でないのもあるけれど)読んだギャグマンガをまとめて。

「IX(ノウェム)」

おのが観察する事象の成り立ちやその行方を、万象を司る五元素の運行になぞらえて見切る技、五行算法の使い手―趙五行。趙に率いられた達人たちに囲まれて育った燕児は、ある日、運命的な出会いを果たす。その相手とは、違い昔に滅びし神々―“震人”に関わる者…

「老ヴォールの惑星」

偵察機の墜落により、おれは惑星パラーザの海に着水した。だが、救援要請は徒労に終わる。陸地を持たず、夜が訪れない表面積8億平方キロの海原で、自らの位置を特定する術はなかったのだ―通信機の対話だけを頼りに、無人の海を生き抜いた男の生涯「漂った男…

「冬の巨人」

終わりのない冬、果てのない凍土の只中を、休むことなく歩き続ける異形の巨人”ミール”。 その背に造り上げられた都市は、人々の暮らす世界そのものだった。都市の片隅に住む貧しい少年オーリャは、神学院教授ディエーニンの助手として、地上から、そして空か…

「クレイジーフラミンゴの秋」

菅野晴は中学一年生の女の子。クラスではなぜか学級委員を務めているが、そんな大役は自分に馴染まないと思っている。好きなのは、ロボットアニメの話や洋楽を聞くこと、そして、こっそり歌うこと。だから同級生の女の子たちの話題に今ひとつノりきれず、か…

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、一枚の怪文書が届いていた。それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという、匿名の内部告発文書だった。…

「未完成」

世界の常識がひっくりかえっても美沙汰にすることができない大事件―二重三重に閉ざされた孤島の射撃場で、何人もの隊員が見守るなか、小銃が消え失せた!事態を完璧な秘密状態のまま解決するという難題に挑むのは防衛庁調査班の朝香二尉と相棒の野上三曹。謎…

「アンノウン」

自衛隊は隊員に存在意義を見失わせる「軍隊」だった。訓練の意味は何か。組織の目標は何か。誰もが越えねばならないその壁を前にしていた一人の若い隊員は、隊長室から発見された盗聴器に初めて明確な「敵」を実感する…。自衛隊という閉鎖空間をユーモラスに…

「MYSCON8」の感想

昼の部だけですが,「MYSCON8」に参加してきました。詳細については,「ぼくのミステリな備忘ログ」さんがレポートを書かれているようです。ここでは,個人的な感想だけをざっと…。 個人的にファンだということもあり,桜庭先生のインタビューはとても楽しめ…

クレイジーカンガルーの夏

田んぼの上を通り過ぎるジャンボジェット。ラジカセから流れる「はっぴいえんど」の歌。中学一年の夏休み。須田広樹が待ちに待った夏休みは、仲の良い秀一や敬道、それに東京から転校してきた、ちょっとあか抜けた感じの従兄弟・冽史を交えてにぎやかに始ま…